参列すると列席するという言い方の使い分け
結婚式やお通夜、そして葬儀などに出席をするときには参列するという言い方をしたり、列席といった様々な言葉の表現があります。言葉の大まかな意味は分かっていたとしても、厳密にこの二つの言葉の違いを理解するのは難しいでしょう。まずは単純に言葉の意味として二つを比較してみます。まずは参列は式や行事などに参加し、れっせきすることとあります。一方で列席はその席につらなること。出席すること。列座と書かれてあります。
意味を見ても分かる通り、二つの言葉の意味は大きく違いがあるわけではありません。しかし、これら二つの言葉を使う時、状況や立場によって使い分けが生じてきます。例えば、式に招待されて参加している立場にある人は参列すると言うのに対し、式を主催する立場にある人は列席するといった表現で表します。つまり、式を主催していない、あるいは関係者にない他人の式に参加する場合は参列という言葉を使います。一方で、式を主催する新郎新婦などはれっせきという言葉を使用するということになります。
しかし、世の中にはイメージなどもあり、辞書に載っているそのままの意味で使われていないことがあります。言葉は使う人、聞く人それぞれで捉え方が異なるものだからです。世の中の言葉のイメージでは、葬儀には参列、結婚式にはれっせきといった印象を持っている人が少なくありません。つまり、2種類の解釈が存在し、式を主催する人物が使う言葉という意味があるものの、結婚式に使う言葉といったイメージがあり、参列には式に招かれて参加する人物が使う言葉という意味があるものの、お葬式に使う言葉というイメージの解釈も存在しています。これら2種類の解釈の意味を混同するとお互いの意味が衝突してしまいます。そして使い分けが分からず混乱してしまうでしょう。やはり状況やその場の雰囲気に合わせた使い方をするべきでしょう。
[参考サイト]
為になる!葬儀関してのサイト葬儀MAGAZINEオフィシャルホームページ
http://www.magazine-sogi.org/